SOZOWからのリポート

【プロLIVE】上原敏之さん(株式会社 アッパーグラウンド)が子どもたちに語った「なんで?」を大事にすること

経営者や活動家、クリエイターなどさまざまな分野のプロが毎月登場する、SOZOWのプロLIVE。

子どもたちは、各分野のプロが取り組むシゴト(仕事)についての話を伺い、気になることを直接問いかけて回答をもらうことで、それまでに触れることができなかった未知の世界に触れることができます。

今回は、プロゲームプランナーの上原敏之さんをゲストにお迎えしたプロLIVEの様子をお届けします。

これまで20本近くのゲームに携わってきたという上原さん。これまでいったいどんな想いでゲーム作りに取り組んできたのでしょう。ゲームの企画の立て方にはじまり、ゲーム制作における秘訣まで教えてくださいました。

プロLIVEの開催情報はこちら

登壇者紹介

上原敏之さん(以下、上原さん)

株式会社 アッパーグラウンド 代表取締役社長

ガイド:リッキー

「ゲームプランナー」ってどんなシゴト?

上原さんが今までにつくったゲーム

上原さんはゲームプランナーとして、今までどんなゲームをつくったんですか?

代表作でいうと「いただきストリート」というゲームを作りました。

自分も大好きなゲームだったので、自分が作り手になれるのが本当にうれしかったのを覚えてます。

ご自身も大好きなゲームに携わるなんて最高ですね!

ほかにもポケモンのパズルゲームも作りましたし、知ってるゲームの制作に関わることができたのは本当にうれしかったですねぇ。

今日、参加してくれてるみんなの中にも、ポケモンを知ってる子は結構いそうですね。

「ゲームをつくる」シゴトとは?

実際にゲームを作るにはいろんな作業があると思います。
「ゲームをつくる」シゴトにはどんな役割があるのか。まずは子どもたちに聞いてみましょう!

知りたいですね!

ゲームのストーリーを考えたり、キャラクターを考えたり、プログラミングをしたりする!

キャラクターを考えたり、絵を描いたり、テストをしたりする!

すごいたくさん出てきましたね!

みんなすごく詳しくて、びっくりしました!

「ゲームプランナー」ってなに

子どもたちからたくさんの意見が出ましたが、ほかにはどんなことをするんですか?

大きくわけると、ゲームづくりには4つのポジション(役割)があります。

1つ目は「企画」を考えることです。
ストーリーやキャラクターを考えたり、ゲームの具体的な内容を企画したりします。

2つ目は「プログラム」を書くことです。
ゲームの仕組みを考えて、実際にプログラムを書いたりしていきます。

3つ目は「絵」(グラフィック)を考えることです。
ゲームのキャラクターなどのデザインを作ったりするので、非常に大事なシゴトです。

最後4つ目は「音楽」を考えることです。
以前、ぼくが関わっていたドラクエのゲームの音楽が東京オリンピックに使われていて驚きました。(笑)

なるほど。大きくこの4つがあるんですね!

ちなみに、上原さんは主にどこをやっているんですか?

ぼくは最初の「企画」を考えるところです。

ゲームの企画を考える人を「ゲームプランナー」ということもあります。

かっこいい!こんな名前があるんですね。

「ゲームプランナー」は具体的にどんなことをするお仕事なんですか?

ゲームプランナーの役割をひとことで言うなら、「おもしろい!」の感覚をみんなに伝えるシゴトですね。

いちばん最初は「こんなゲームがあったらおもしろいんじゃないか?」「こんなストーリーにしたら楽しいんじゃないか?」と考えていきますが、ここはまだタネ(企画の構想)の段階です。

次に「じゃあそのタネはどうやってゲームになるの?」「どうやってプレーするの?」ということを具体的に考えていきます。

プロのシゴトをチラ見せ!

企画書のつくり方を特別に教えちゃいます!

今日は特別にプロのゲームプランナーのお仕事を少し見せていただけるんですね!

ゲーム作りは企画書から始まるのですが、「ここがおもしろいんじゃないか」「こうしたらもっと楽しめるんじゃないか」って考えたものを実際ゲームにするときに、どうやって作っていくのかということを少しお見せしたいと思います。

うわ!これはすごいですよ!

企画書はだいたい「イントロダクション(どんなゲームなのか)」を考えて、次に「ストーリー(どんなお話なのか)」を考えていきます。

次に「スナッチシステム(ゲームで何をやるのか)」を考えていきます。

ぼくは何かと何かをくっつけて合体させたらおもしろいんじゃないかと思いました。

すごい斬新なアイデアですね!

その後も何かしていくんですか?

この後は細かい「設定」を考えていきます。

みんなが遊ぶスイッチやプレステのように、どういう操作をしたらどんな動きをするのかという一つひとつの動きを指定していくんです。

なるほど。細かく考えていくんですね。

大切なのは「なんで?(おもしろい)」の感覚

みのまわりの「なんであるの?」を発見しよう

今の上原さんのお話を聞いてゲームの作り方を知ったわけですが、ゲームを作っていくにあたって、上原さんがふだんから(ゲーム制作に臨むうえで)大切にしている視点は何かありますか?

みんなもゲームをしたりアニメを見たりしているときに「おもしろいな!」と感じるときがあると思います。

そういう「なんでおもしろいんだろう?」と掘り下げて考えることを大事にしています。

なるほど。「なんで?」の感覚が大切なんですね!

みなさんが友達におもしろい漫画をおススメするときに「ここがおもしろいんだよ!」って説明すると思います。

そのときに「なんでおもしろいのか?」あるいは「なんでつまらないのか?」をしっかり人に説明できるかが大事なんです。

なるほど。そういうことを日常的に考えるようにしているんですね!

自分の「なんで?」「おもしろい!」に自信をもとう!

みんなにも、身の回りの「なんで?」を発見してみてほしいな!

見つけられた子いるかな?

「なんでテレビに電源ボタンがあるのにリモコンにもあるのか」「なんでクリスマスにはツリーを飾るのか」とかたくさん出てきましたね!

おもしろい発見ばかりでしたね!

この発見には正解も不正解もないですから、(みんなも)自分なりの「なんで?」「おもしろい!」を探し、それに自信を持ってほしいです。

みんなでプチゲームプランナー体験!

主人公はどんなふうに強くなっていく?

せっかくプロのゲームプランナーに来ていただいてるので、みんなでゲームを考えてみよう!

RPGの主人公がどんなふうに強くなっていくとおもしろそうか、ちょっと考えてみて!

レベルがどんどん上がっていく!

最初は棒人間なんだけど、スマホでYouTubeを見るごとに強くなっていく!

みんなおもしろい意見ですね!

「自分でゲームをつくる」こともできる!

ちなみに、プロじゃなくても個人でゲームを作る方法って何かあったりするんですか?

ぼくの場合は身近にゲームを作る会社で働いている人がいたんですが、今の時代なら、マインクラフトやスクラッチなどで自分でゲームをつくることができます。

もう実際にマイクラやスクラッチでゲームをつくったことがある子いる?

え!たくさんいるんですね。すごい!

どんどんいろんなゲームを作ってチャレンジしてほしいですね。

上原さんのこれからの夢

これまでたくさん上原さんのお話を聞いてきましたが、最後にこれからの夢を教えてくれますか?

これからは日本だけでなく、世界中の人に自分の制作したゲームで遊んでほしいです。

自分のかかわったゲームを世界中の人が遊んでいるなんて、すごい感動しますね。

自分で作ったゲームが最初に販売されたときに、(近所の)ビッグカメラまで観に行ったことがあります。(笑)

これからは、もっともっとそういう場所を広げていきたいです。

素晴らしいですね。ほかにもありますか?

ゲームの楽しさをもっといろんなものに応用できるようにしていきたいです。

買い物や病院の待ち時間のような退屈してしまう時間にも、ゲームのおもしろさを組み込んでいきたいと思っています。

買い物するたびにログインボーナスがつくとか、よさそうですね。
ゲームの楽しさをもっと日常に広めていけられたらおもしろそう!

子どもたちからの質問

最後に、子どもたちに上原さんへの質問を募集したところ、たくさん手が上がりましたので

一部をご紹介します。

これからどんなゲームを作りたいですか?

いろんなゲームを作りたいんですが、特に作りたいのは対戦ゲームですね。

ゲームって一人で遊んでも楽しいんだけど、人と一緒に遊ぶことでまた違ったおもしろさを感じられるんです。
そのおもしろさをゲームを通して感じてもらえたらなと思っています。

このお仕事でいちばんうれしいことは何ですか?

最初に自分が思い描いたものが、画面の中で動いたときですね。

あと、自分が考案したキャラクターがゲームの中で動き回ってくれたときもうれしいです。

ゲームをつくるときはどんなことを考えているんですか?

「今作ってるこのゲームは本当におもしろいのか?」ということを常に考えてます。

もちろん作り始めるときは「おもしろい!」って思いながら作りますが、人に聞いたり意見をもらったりしながら常にいろんな人の視点で考えることを大切にしています。

上原さんから子どもたちへ

長時間お話を聞いてくれてありがとうございました。

今日はゲーム作りについてお話させてもらいましたが、みんなが少しでも「ゲーム作ってみたいな!」って思ってくれたらうれしいし、いつか一緒におもしろいゲームを制作するような関係になりたいです!

「おもしろい!」「なんで?」という感覚は絶対にムダにはならないので、ぜひこれからも大切にしてほしいです。

まとめ

ゲームプランナーとして様々なゲームを生み出してきた上原さんから、日常に潜む「なんで?」や「おもしろい!」の感覚を大事にするというゲームプランナーらしい視点で語られるゲームの世界、おもしろかったですね!

ふだんはゲームで遊ぶことが多い子どもたちも、つくり手の視点でゲームについて考えるおもしろさに終始、心を躍らせていました!

月に一度のさまざまな分野のプロから直接お話が聞けるだけじゃなく、もしかしたら、みんなの質問にプロの大人が直接答えてくれるかも?

SOZOWのプロLIVEを今後もお楽しみに!

SOZOWでは、さまざまなゲストをお迎えして毎月プロLIVEを開催しています。

プロLIVEの開催情報はこちらをご覧ください!

▼ 各種ソーシャルメディア

<上原利之さん>
Twitter
Facebook
アッパーグラウンド 公式HP

<SOZOW>
ぜひ、フォローしてください!
TwitterInstagramYouTubeFacebook

この記事をシェアする

オススメ記事