【プロLIVE】「”たった1つ”を生み出せる NFTの世界!」(Akim/NFTアーティスト)
もくじ
プロから「プロとして」取り組むシゴトについて話を伺い、直接質問したり、今まで触れることが出来なかった未知の世界を体験することができるプロLIVE。
今回の記事では、ゲストに*NFTアートクリエイター・起業家のAkim(アキム)さんを迎えた際の様子をお届けします。
⋆NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、ブロックチェーン上に記録される一意で代替可能なデータ単位である。画像・動画・音声、およびその他の種類のデジタルファイルなど、用意に複製可能なアイテムを一意なアイテムとして関連付けられる。
参加してくれた子どもたちは終始、NFTアートに秘められた未知の可能性に大興奮!
海外でも注目された「VeryLongAnimals」の生みの親であるアキムさんに、NFTアートの魅力やNFTアートのこれからの展望について語っていただきました。
プロLIVEの開催情報はこちら!
過去のプロライブ記事はこちら!
登壇者紹介
Akimさん(以下、アキムさん)
VeryLongAnimals Founder/NFTアートクリエイター/起業家
ガイド:リッキー
話題沸騰のNFTアート「ベリーロングアニマルズ」の生みの親
今日は「デジタルアートのプロ」で、NFTアートクリエイターのAkim(以下、アキム)さんに来ていただきました!
はじめにアキムさんの作品を紹介します!
「ベリーロングアニマルズ」。
…これ、おもしろい名前ですね!
参加してくれてる子どもたちも「頭なが!」「おでこなが!」って言ってくれてますね。(笑)
他にもたくさん種類があるんです。
すごい!全部頭が長い!(笑)
単刀直入にお聞きしたいんですが、これらの(デジタルアート)作品はどれくらいの値段で取引されているんですか?
※NFTは誰でも気軽に販売することができ、ブロックチェーン等に関する詳しい知識がなくても問題なく売買することができます。「Opensea」などのNFTマーケットプレイスを自分のウォレットを用意して利用することで、NFTアートの登録から販売まで行うことができます。
いちばん高いときだと、ひとつ200万円くらいです。
え…すごい!笑
子どもたちからもチャットで「すごい!」という声がたくさん来ていますね。
ちなみに…その値段がつくスゴさ(価値)ってどこにあるんですか?
使ってる技術が新しいんです。名前を「NFT」と言います。
出ました!NFT!
(参加してくれてる)子どもたちは聞いたことあるかな?
知ってる子がたくさんいますね。すごいです!
「NFT」の魅力は”世界でたった1つ”になれること!
知ってる子が何人かいましたが、NFTっていったい何なんですか?
それを理解するためのとっておきの質問があります。
みんなは、TwitterやYouTube上にアップされている画像や動画はだれのものだと思いますか?
誰か発表してくれる子いるかな?
TwitterやYouTubeをつくった人!
見てる視聴者の人たち!
みんな素晴らしい答えですね!
これはかなり難しい質問で、実は明確に誰のものかは決まってないんですよね。
動画をせっかくYouTubeにアップしたとしても、運営している会社(Google)が消すこともできてしまいますし。
たしかに!
それがNFTを使うとどうなるんですか?
NFTを使うことで、インターネット上でも「これはぼくが作りました!」「これはわたしのものです!」ということを証明してくれるんです。
なるほど!
そうなると、インターネット上に世界でたった1つのものを生み出し、自分のものだといえるんですね。
そう、そこがNFTの魅力でもあるんです。
「世界でたったひとつだけ」のメリットは?
じゃあ、みんなに考えてみてほしい!
世界でひとつだけのものを自分で作れたら、どんないいことがありそうかな?
自分の個性が証明できる!
偽物が現れないから、自分の作品に価値がつきやすい!
👆他にもたくさんの意見が挙がりました!
みんなたくさんの意見ありがとう!
ちなみに、アキムさんの考えは何ですか?
ぼくは世界で1つのものには、値段がつきやすくなると思っています。数に限りがあることで価値が上がりますよね。
ポケモンでたとえると、草むらにいるポケモンと伝説のポケモンを交換してって言われたら嫌ですよね。
それは伝説のポケモンは数が少なくてレアだからです。
ポケモンはお金では買えませんが、レアで価値が高いものには値段をつけることができます。
実際、NFTの中には一億円以上(!)で取引されているものもあるんですよね。
ちなみに、すべてのNFT作品で最高取引金額はいくらですか?
最高が79億円だといわれています。もはや家を建てられちゃいますね。(笑)
ただもっとすごいのが、日本人の9歳の男の子がつくったデジタルアート『*Zombie Zoo Keeper』がアニメ化されるんです。世界的に有名なDJにも絶賛されてすごい金額で落札もされたんです。
⋆Zombie Zoo (ゾンビ・ズー)とは、9歳の日本人の少年Zombie Zoo KeeperによるNFTアートプロジェクト。累計212点にも及ぶピクセルアートは全てiPadで制作され、NFTマーケットプレイスのOpenseaで販売され、全作品が完売している。
すごいですね!
自分がつくったデジタルアートがアニメになったり、アバターやゲームになったりと可能性が無限大ですね。
きっと今日参加してくれてる子のなかには、自分もつくってみたい!と思っている子もいると思うんですが、「デジタルアート」ってどうやって作るんですか?
パソコンやスマホが一台あれば誰でも作れちゃいます。
無料で使えるソフトもあって、ぼくは「Piskle(ピスケル)」でデザインしてます。
誰でも簡単に始められるんですね。
ちなみに、1つの作品をつくるのにどれくらいの時間がかかるんですか?
早ければ10分くらいでできます。
模様が複雑なものだと数時間かかったりします。
アキムさんの考える「NFTアートのおもしろさ」は?
アキムさんの考える、NFTを使ったデジタルアートのおもしろさってなんですか?
いちばんは創造力を働かせながら描けることだと思います。
四角いドットを組み合わせてつくること自体は単純な作業ですが、自分の発想力や工夫次第で人と違ったユニークな作品をつくることができます。
直感的に操作できるので、子どもから大人まで誰でも作品づくりに挑戦できるのもいいですね。
ぼくの作ったベリーロングアニマルズを参考にして、新しい作品をつくってくれる人もいますし、実際にデジタルアートを買ってくれて、Twitterのアイコンにしてくれている人もいます。
この写真は自分のデジタルアート作品のコスチュームをつくって、アメリカに行ったときのものです。
決してふざけているわけではなく(笑)、世界中の人にベリーロングアニマルズを知ってほしいなと思ってこういう格好をして街を歩いてみたんです。
アメリカで開催された一万人以上のNFT関係者が集まるカンファレンスにもこの格好で参加しました。
デジタル上のコンテンツだから世界中の人と繋がることができるだけでなく買ったり買ってもらったりって交流もできるし、リアルな場でもデジタルアートのおもしろさを分かち合うことができるんですね!
大事なのは”ノビノビつくる”こと
いろんな人が楽しんでくれるベリーロングアニマルズを作ったことってすごい発想力だと思うんですが、作りはじめたきっかけはなんでしょう?
ぼくは小さい頃からモノづくりが大好きで、6歳でパソコンを使いはじめ、ゲームなど自分が遊びたいものを自分で作ってました。
今みたいに性能のいいパソコンではありませんでしたが、YouTubeを見たりマインクラフトで遊んだりもしてましたね。
大学に入りIT系の会社を作りたいなと思いアメリカにしばらく勉強しに行ったんですが、アメリカは物価が高いのですぐにお金がなくなってしまい生活に困ってしまいました。(笑)
そんなことがあったんですか!笑
大変じゃないですか!
「このままじゃ生活できない!」と思って、当時のアメリカで流行り始めていたNFTアートにわりと軽い気持ちで挑戦してみて、それで作り始めたのがベリーロングアニマルズだったんです。
そうだったんですか!わりと偶然性が強い。(笑)
ちなみに、アキムさんがデジタルアートを作るうえで大切にしている考えはありますか?
ノビノビと作品をつくることですね。
インターネットにアップするとなると、いろんな人に見られるために「いい作品を作らなきゃ!」と意気込んでしまい、自分が楽しむことよりも他人に受け入れられることを優先してしまいがちです。
それだといつか作品作りが苦痛になってしまうと思ったので、自分で作りたいものをノビノビと作ることも何よりも大切にしています。
大人になると、子どもの頃のように純粋に物事を楽しむ気持ちを見失ってしまいがちですが、「おもしろい!」「楽しい!」の気持ちを大切にして作品に向き合っているんですね。
世界でひとつのNFTアートを考えてみよう!
じゃあ、次はみんなの番だよ!
もし自分が世界で1つのデジタルアートを作るとしたら、どんな絵を描く?
ドラクエの地図とモンスターを組み合わせてみた!
早速「Piskle」を使ってみた!
みんなすごい!個性豊かなデザインがたくさんですね。
👆みんなたくさんの素晴らしいアイデアでデザインしてくれました!
日本発の”世界”で羽ばたくデジタルコンテンツを
最後に、デジタルアートクリエイターとして活動しているアキムさんのこれからの夢を教えてください!
ぼくはデジタルアートクリエイターでもありつつ起業家でもあるので、日本発の素晴らしいコンテンツを発信していく会社を作っていきたいなと思っています。
日本には、ポケモンやドラクエのような世界中で注目されている素晴らしいゲームやコンテンツがたくさんありますから、そういったものとNFTを掛け合わせて新しいコンテンツとして世界に発信していきたいです。
アキムさんはまさにその当事者の一人ですもんね。
日本のいいものを世界にどんどん届けてほしいです!
子どもたちからの質問
子どもたちにアキムさんへの質問を募集したところ、たくさん手が上がりましたので
一部をご紹介します。
自分でつくった作品をどうやっていろんな人に知ってもらうんですか?
簡単なことでいうと、TwitterやインスタグラムなどのSNSで発信するのが得策ですね。一応、ぼくみたいに被り物をしてアメリカまで行くのもアリです(笑)
とはいえ最初は誰でも無名から始まるので、誰かとコラボしたりイベントを開いたりと工夫をこらすことも必要ですね。
NFTアートをつくるときに使える色って何種類くらいあるんですか?
実はデータにできるものなら、自分でいくらでも作れちゃうんです。
変な話、絵じゃなくても音楽でもいいし、ゲームでもいい。NFTアートには無限の可能性があります。
私の会社とコラボしてほしいです!
え、会社作ったんですか!すごい!あとで連絡下さい。(笑)
NFTアートをコピーしたらどうなるんですか?
おもしろい質問ですね!
実は現時点ではまだコピーできてしまうんですね。
ただ、「この作品は自分が作りました!」という証明は作った本人しかできません。あとは、作品を買いたいと思っている人が偽物だとしても買いたいと思うかという気持ち次第です。
たとえば、ゴッホの絵もゴッホ本人が描いたものはひとつしかないけど、世界中にたくさん偽物が出回ってますよね。
そんななかで、果たして、その偽物のゴッホの絵に何億円も払いたいかと言われると、そこまでして欲しいとは思わない人がほとんどだと思います。
見た目はほぼ同じだけど、そこに宿っている価値は偽物と本物で大きく変わってくるというのも、芸術作品の面白さでもあり、NFTアートの面白さでもありますね。
アキムさんから子どもたちへ
最後に、プロNFTアートクリエイターのアキムさんからみんなに向けてメッセージをお願いします!
言いたいことはシンプルで、みんなには「自分の好きなこと」をしてほしいです。
世の中にはいろんなお仕事がありますが、今はみんなが同じことをやればいいという時代ではなくなってきていて、良い大学に行って良い企業に就職すればいいわけではなくなってきていると思います。
ぼくの好きな言葉にスティーブ・ジョブズの「Connecting the dots(点と点を結ぶ)」という言葉があって、好きなことをドンドンやっていくことで後に大きな成果に繋がっていくという意味が込められています。
みんなにも今自分が好きなこと、やりたいと思うことにどんどん挑戦して欲しいと思います。
まとめ
アキムさんのNFTアート作品の紹介から魅力についてもたくさん語っていただきました!
「NFTの魅力は世界で”たった1つ”のものを生み出せること」というメッセージはNFTの最大の魅力でもあり、子どもたちもNFTに興味を持つ大きなきっかけになったと思います。
早速「Piskle」で作品づくりを始めている子がいたり、デザインを真剣に考えてる子がいたり……SOZOWメンバーから世界へ羽ばたくNFTアーティストが誕生するかもしれません!
月に一度のさまざまな分野のプロから直接お話が聞けるだけじゃなく、もしかしたら、みんなの質問にプロの大人が直接答えてくれるかも?
SOZOWのプロLIVEを今後もお楽しみに!
SOZOWでは、さまざまなゲストをお迎えして毎月プロLIVEを開催しています。
プロLIVEの開催情報はこちらをご覧ください!
▼ 各種ソーシャルメディア
<アキムさん>
Twitter / VeryLongAminals / 公式HP
▼ SOZOWの各種ソーシャルメディア情報
<SOZOW> ぜひ、フォローしてください!
🔽 公式・教育関連情報を投稿しています!
🔽 SOZOWの魅力を画像や動画を使って発信中!
インスタグラム /
🔽 各種アクティビティやリッキーチャンネルも…!
🔽 採用や副業・副業に関する情報